Tさんと私に見える共通点
隣のTさんと昨日初めて、じっくりとお話ができました。
ほとんど私のことを聞こうとしないし、ご自分のことも話そうとしません。
隣に越してきて1年が経つのですが、生活音とか声とか全く聞こえないお家なんです。「友達が欲しかったの~」と言われたのですが、なかなか自分のことを話そうとしない…。
そして、帰り際の数分前に「実は・・・・・なの」と話してくれました。友達は欲しいけど、知られたくない。でもお付き合いとなると知られる。Tさんは、以前の土地でも多分お友達を作るのに苦労されたんじゃないのかなあと感じました。
友達が欲しいけど知られるのが嫌。理解されにくいから怖い。そういう思いが強いのかもしれません。
隠したいと言うか、別に知らなくてもいいでしょというのは私も一緒。うつ病って言っても理解より冷ややかな目(わかるけど)。双極性障害なんて、関わってはいけない精神患者扱い。
私が友達ができなかったのは、病気だと知られるのが嫌だという気持ちが、陰気な雰囲気を出していたんだと思います。
Tさんも、明るく挨拶もしてくれて世間話もしていました。「今日は天気がいいね」「お兄ちゃん(うちの子)、車が好きなんだね」と当たり障りのないことを話して、そこから話が発展することもなかったんです。
聞けない雰囲気…。なにかあるのかなとは思っていたけど、そうなんだという事実がありました。
私とTさんは抱えているものが違うけど、心に抱えているいろんな重さは少しだけわかりました。オープンにするか隠すか。私とTさんは隠す(あえて話さない)ことが共通していて、そこがお互い楽だということがわかりました。
Tさんからメールが来て「昨日話したことは、絶対口外しないでほしい」と念押しされました。もしかしたら、口外されたことがあったのかもしれません。
もちろん、口外なんてしません。話す人もいませんが。
お互いの会話の中で、自然と話せることがベストだと思います。Tさんとお話して楽だったことに驚きました。
Tさんはあまり自分のことを話そうとしませんが、私はポロっと「〇〇に勤めてるんだけどね」とか我が家のことを話しました。
これって、自分のことを話そうとしないTさんにとっては「そんなに話されても、私は話せませんよ」とプレッシャーになってないか心配しています。
自分を作ってまでほしいとは思わない「お友達」。私はTさんのことが好きになりました。Tさんが私を受け入れてくれるかは、今後のお付き合い次第です。
気楽にお付き合える関係になれたらと思います。