人生、早くも折り返しだよ
先日ショッピングモールに行った時のこと。イベントフロアーで冠婚葬祭の企業が、結婚式と葬儀の説明…みたいなことをしていた。
タキシードとウエディングドレスの展示もあったのだが、私の目が留まったのは
きれいな棺桶☆☆
70200円だって!
見たことがなかったので、立ち止まって見てしまった。パパと三男に「めっちゃこれきれいよ。びっくり」なんて少し興奮気味に話してたら、スタッフの若い男性が
「お写真、撮りませんか?」と声をかけてきた。
「いや、正直まだ早いのでいいです」と言うと、「いえ、そこのパネルの前で家族写真をお撮りしてるんです」だって。
私はてっきり納棺体験をして、上から写真を撮られるんだと思ってたw。
こういうことをオープンで展示するって、時代よね~
派手婚とか派手葬儀も少なくなってきて、今は家族でこじんまりと行う家庭が増えたのだと思う。
こういう職種も、競争があるんだな。
私は地味にしたい。
18000円でよかよか!
ふとパパが「60くらいになったら、ぼつぼつ決めていかないかんなあ(葬儀について)」と言った。
え~、あと20年しか安気に生活できんの?。あと20年後に死ぬことへの準備をせんといかんの?
ちょっとショックだった。私、もう40年余り生きてきたんだ。残りのほうが少ないんだ…。
人生なんて、あっという間。自分の生きたいように、したいことをしないともったいない。
祖母の悪口ばかり言って、祖母に振り回されて、祖母が死んだら幸せになれると思っている母が、可哀そうに思える。
振り回されると言うより、自分から飛び込んで、勝手に振り回されていることに未だ気づけないんだよな。
私は幸せの渦に飛び込みたいな。
「母さんは18000円のお棺でええって言ってたけど、最後は70200円のお棺で送り出してやろうよ」と言ってもらえるような、慈愛に満ちた母親でいたい(大げさだけど笑)。
人生の最後をふと考えた、ひと時…。